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Z世代に向けたマーケティング手法のヒントと成功事例を解説

Z世代とは、1990年代後半〜2010年代なかばに生まれた人たちのことです。Z世代はSNSを駆使して、近況報告をしたり、友人や知人とコミュニケーションをとったりするため、周囲への強い影響力を持ちます。これからZ世代が成人し、購買力をつけていくことが確実に予測されるため、Z世代へのマーケティング活動の重要性を認識している企業は多いでしょう。今回は、Z世代の特徴や、Z世代に向けたマーケティングの秘訣と成功事例について解説します。




Z世代の特徴について

企業がZ世代を対象としたマーケティングを行う際には、Z世代の特徴を理解する必要があります。Z世代には、ほかの世代とは違った特徴や価値観があるため、適切なマーケティング戦略を立てる必要があります。Z世代の特徴は以下の4つです。

  • 自分の価値観に合うものを好む
  • 情報収集力が高い
  • SNSが重要なコミュニケーションツール
  • 承認欲求が強い

「ソーシャルネイティブ」でもあるZ世代は、人種も言語も異なる人と容易につながることができるため、多様な価値観に触れています。若いながらに自分の価値観を持ち大切にしています。また、オンラインでの情報収集が得意で、どんなことでもまずはインターネットやSNSを使って検索する人が多いようです。

SNSは情報収集だけではなく、友人や家族とのコミュニケーションツールにもなっています。SNSに備わっている「いいね」機能の影響もあり、Z世代は承認欲求を求め、他人の目を気にするところもあります。Z世代へのマーケティングでは、これらの特徴から有効な施策を考えることが大事なのです。Z世代について詳しくは「なぜZ世代が注目されるのか? 特徴や価値観とマーケティングのポイント」をご確認ください。




Z世代に有効な5つのマーケティング手法

Z世代にはどのようなマーケティングを実施すればよいのでしょうか。以下に具体的な手法を5つ紹介します。

1. 用途に合わせて複数のSNSを使い分ける

幼少期からSNSに慣れ親しんできたZ世代は、ソーシャルネイティブ世代ともいわれており、YouTubeをはじめInstagramやTikTok、TwitterといったSNSを目的に合わせて使い分けています。企業側も、用途に合ったSNSを選ぶことによって、より効果的なマーケティング活動を行えます。

2. インフルエンサーを起用する

インフルエンサー は、Z世代の価値観や消費活動に大きな影響をおよぼします。SNSでインフルエンサー が紹介した商品が爆発的にヒットした例は少なくありません。ただし、起用するインフルエンサーの選定は慎重に行う必要があります。ターゲットとなるZ世代の価値観に合わないインフルエンサーを起用しても、効果は得られないでしょう。

3. 他人とシェアしたくなる体験を提供する

Z世代がシェアしたくなる体験を提供することで、情報が拡散されて売り上げが伸びる可能性があります。飲食店では、Instagramに投稿したくなるような「インスタ映え」を狙ったメニューを用意することが、もはやあたりまえになりました。動画のサブスクリプションサービスやネットショップのような、オンラインの便利なサービスに慣れているZ世代には、あえてアナログな体験を提供するのも効果的でしょう。

4. コミュニティにアプローチする

Z世代は、SNSを通じて同じ価値観を持つ人同士でコミュニティを形成する傾向があります。複数のアカウントを持ち、友達用、趣味用と使い分けているZ世代もいるほどです。コミュニティ内では、共通の話題で盛り上がり、情報交換が行われます。コミュニティにアプローチして、商品やサービスに興味を持ってもらえれば、大きなブームを起こせるかもしれません。

5. オフラインのチャネルを用意する

SNSの利用率が高いZ世代ですが、オフラインのチャネルも用意して顧客との接点を増やすことで、顧客との関係が濃密になります。紙面での広告やカタログが代表的なオフラインチャネルですが、イベントや展示会のように、顧客と直接コミュニケーションを取れる機会を設ければ、より関係性を深められるでしょう。

最近ではアパレル業界を中心に、OMO型店舗も増えています。OMOとは、オフラインとオンラインの境目をなくしたマーケティングの概念です。OMOを導入することで、オフラインとオンライン双方の特徴を利用し、より効果的にZ世代にアプロ―チすることが可能です。

OMO型店舗について詳しくは、「OMO型店舗とは?導入のメリットや事例をわかりやすく解説」をご確認ください。




Z世代向けのマーケティング成功事例

実際にZ世代に向けたマーケティングで成功した事例を3件見てみましょう。

「The Label Fruit」事前注文でオリジナルドリンクを店頭で受け取るO2Oを実現

株式会社Label が運営する「The Label Fruit」は、若い世代の女性に人気のフルーツオレ専門店です。スマートフォンから事前に注文し、店舗でロッカーから商品のフルーツオレを受け取るシステムで、Z世代に向けた完全非接触型のO2O(オンラインからオフラインへと顧客を誘導するマーケティング手法)の成功事例です。

The Label Fruitのフルーツオレは、ミルクの種類や甘さ、トッピングをカスタマイズでき、世界でひとつのオリジナルドリンクができます。ラベルはデザインの変更や名入れも可能で、プレゼントにもぴったりです。このシステムが自分らしさを大切にするZ世代の心に刺さり、若い女性を中心に人気を集めています。

店内にはイートインスペースはありませんが写真撮影は可能で、写真をSNSに投稿したくなるようなカラフルで明るい内装にしています。

「FUJIFILM」フィルムカメラで新しい体験を提案

富士フイルム株式会社のインスタントカメラ「チェキ」は、「コト提案」によって売り上げを伸ばしました。コト提案とは、購入する商品やサービスによって得られる体験を提案することです。チェキは2002年にブームを迎えた以降は、カメラのデジタル化に伴い販売台数が落ち込んでいました。そこで、カメラを売るのではなく、チェキを使ったアルバムづくりや靴の整理などの、さまざまな使い方を提案したのです。

この「コト提案」がZ世代の心を捉え、売り上げが回復しました。そもそも、デジタルネイティブであるZ世代にとっては、アナログなフィルムカメラでの撮影自体が新しい体験でした。フィルムを買って、残りのフィルム数を数えながら写真を撮るフィルムカメラの不便さが、Z世代にとっては今までにない体験だったのです。

また、フィルム写真ならではのノスタルジックな風合いが「エモい」として人気を集めました。同社はオウンドメディア「Cheki Press」やポータルサイトなどのオンラインマーケティングにも力を入れています。2016年には、若年層向けに「“チェキ” 写真のない図鑑」というチェキ用アルバムを出版しました。図鑑に書かれたテーマに沿ってチェキで撮影し、その写真を貼り付けて図鑑を完成させます。このように、オンラインとオフラインをうまく使い分けて、ターゲット層に新しい体験を提案しています。




「コカ・コーラ」参加型キャンペーンをSNSで拡散

日本コカ・コーラ株式会社は、2018年にウィンターキャンペーンとして、ギフトデザインのリボンボトルを販売しました。その際、「『コカ・コーラ』リボンボトルと一緒に動画を撮影しよう!」と銘打ち、TikTokとタイアップして参加型のキャンペーンを実施しました。「#リボンでありがとうチャレンジ」とハッシュタグを付けて動画を投稿すると、100名に1,000円分のQUOカードをプレゼントするというキャンペーンです。

「#リボンでありがとうチャレンジ」は若い世代を中心に大きく盛り上がりました。TikTokには多くの動画が投稿され、このハッシュタグの付いた動画は2022年7月時点で4,510万回も再生されています。また、キャンペーンで選ばれた動画は人通りが多い渋谷の街頭ビジョンで放映され、大きな話題を呼びました。

このキャンペーンは話題を集めるだけではなく、商品の販売促進も兼ねており、Z世代向けマーケティングの代表的な成功事例といえるでしょう。




Z世代の特徴を踏まえた戦略を立てることが大事

SNSの利用率が高く、周囲への影響力が強いZ世代へのマーケティングは重要です。Z世代へのマーケティング活動を成功させるためには、彼らの特徴や価値観を踏まえた戦略を立てましょう。特に大切なのは、企業や商品の信頼性です。幼少期からモノや情報があふれる社会で生きてきたZ世代は、信頼性の低い商品や企業を好みません。C-GRATの「応援ノート」は、教育機関で配布されるため信頼性が高い広告ツールです。企業のコンテンツやメッセージを、Z世代へダイレクトに伝えられます。Z世代へのマーケティングに関心がある方は、お気軽にご相談ください。




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